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教えて!益永先生 ~給与計算で間違えやすいポイント~

山田人事部長
山田人事部長

給与計算をはじめて担当するのですが、給与計算担当者が間違えやすい点について教えていただけますか?

わかりました。完全に個人的な意見ではありますが、社会保険料に関する下記の間違いは多いですね。

①新入社員の社会保険料を入社月から控除してしまう。
②月の途中で中途退職したのに社会保険料を控除してしまう。
③社会保険料の変更※を忘れてしまう。
※40歳、64歳、65歳、70歳、75歳など

益永先生
益永先生
山田人事部長
山田人事部長

なるほど。①から具体的に教えていただけますか?

はい。例えば、前月16日から当月15日締めの当月25日支払いの会社で9月1日に入社した場合に、社会保険料(健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料)を本来は翌月の10月25日の給与から控除すべきところ、9月25日の給与から控除してしまうなど。

益永先生
益永先生
山田人事部長
山田人事部長

なるほど。雇用保険料も翌月控除にするのですか?

いいえ。雇用保険料は9月25日から控除する必要がございます。今回のケースですと下記のイメージです。

①9月25日支給分・・・雇用保険料のみ控除する。
②10月25日支給分・・・雇用保険料と9月分の社会保険料を控除する。

益永先生
益永先生
山田人事部長
山田人事部長

わかりました。②はどういった間違いなんですか?

はい。社会保険料は「末日退職以外」については、その月の社会保険料は発生しない点に注意が必要です。上記①のケースで入社した方が退職した場合を例にあげると下記のようなイメージです。
※雇用保険料はどちらも控除します。

①10月30日退職・・・最終給与の11月25日支給分で社会保険料は控除しない。
②10月31日退職・・・最終給与の11月25日支給分で「10月分」の社会保険料を控除する。

益永先生
益永先生
山田人事部長
山田人事部長

なるほど。月末退職かどうかで社会保険料1か月分が変わってくるのですね。
③についてはいかがですか?

はい。年齢によって介護保険料が発生したり、雇用保険料が免除になったり、厚生年金保険料が控除しなくなったりするので注意が必要です。年齢ごとの注意点をあげると下記のとおりです。
※社会保険料を翌月の給与から控除する会社で上記①と同じ締日支払日とする

①40歳・・・誕生月(誕生日の前日が属する月)の翌月から介護保険料が発生
※40歳の誕生日の前日が属する月から発生。
注:1日生まれの場合は注意が必要です。
例:9月1日生まれの場合・・・9月25日支給分から控除する。
例:9月2日生まれの場合・・・10月25日支給分から控除する。

②64歳・・・4月1日現在で64歳以上の場合は、その年度から雇用保険料が免除となります。
※2020年4月からは64歳以上の場合も雇用保険料が徴収開始となる

③65歳・・・誕生月(  〃   )の翌月から介護保険料を控除しない。
※65歳の誕生日の前日の属する月の前月まで。
例:9月1日生まれの場合・・・9月25日支給分から控除しない。
例:9月2日生まれの場合・・・10月25日支給分から控除しない。

④70歳・・・誕生月(  〃   )の翌月から厚生年金保険料を控除しない。
※70歳の誕生日の前日の属する月の前月まで。
例:9月1日生まれの場合・・・9月25日支給分から控除しない。
例:9月2日生まれの場合・・・10月25日支給分から控除しない。

⑤75歳・・・誕生月(  〃   )の翌月から健康保険料を控除しない。
 ※誕生日の前日が属する月から保険料の徴収が不要。
例:9月1日生まれの場合・・・9月25日支給分から控除しない。
例:9月2日生まれの場合・・・10月25日支給分から控除しない。

益永先生
益永先生
山田人事部長
山田人事部長

わかりました。1回で覚えられそうもないですがチェックリストにして、間違えないようにしていきたいと思います。

そうですね。他にも昇給があったら翌月からすぐに社会保険料を変更してしまう、退職者の賞与から誤って社会保険料を徴収してしまう、などの社会保険料の計算
間違えは多いです。もし不安でしたら、当社でも給与計算を受託できますのでお気軽にご相談ください。

益永先生
益永先生
山田人事部長
山田人事部長

ありがとうございます。私一人でやるのも不安ですし、万が一倒れたり、退職した場合などに会社に迷惑もかけたくないので、前向きに検討させていただきます。

是非よろしくお願いします。

益永先生
益永先生

      

          

【 給与計算で間違えやすいポイント 】

■社会保険料の控除月は間違えやすいことが多く、原則として、健康保険・厚生年金は翌月控除、雇用保険は当月控除する

■退職日が月末だとその月分控除できるが、月の途中の退職の場合はその月分の控除はできない  ※雇用保険料は控除できる

■介護保険料の発生、雇用保険料の免除や厚生年金保険料の控除不要など、年齢によって変わってくるものがあるので注意が必要

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