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教えて!益永先生 ~年次有給休暇取得時の残業代の考え方について~

佐藤社長
佐藤社長

年次有給休暇(以下「有休」という。)を半日単位で取得した日に残業をした場合の割増賃金の考え方について教えてください。

わかりました。実際の状況を詳しく教えてもらってもいいですか?

益永先生
益永先生
佐藤社長
佐藤社長

はい。所定労働時間が9:00から18:00(休憩1:00)の実働8時間の職員が午前中に有休を半日単位(4時間)で取得し、午後出勤し14:00から19:00までの実働5時間を勤務しました。そうなると、18:00から19:00までの1時間分を割増賃金の1.25で計算する必要があるのでしょうか?
※週40時間は超えていないものとする。

いいえ。今回のケースですと割増賃金「1.25」ではなく通常の賃金「1.00」を支払えば大丈夫です。

益永先生
益永先生
佐藤社長
佐藤社長

有休の4時間分は1日8時間を超えたかどうかを判断するときには、時間として含めなくても良いということですか?

はい。1日の実労働時間(有休の時間は実労働ではないため除く)が8時間の法定労働時間を超えていなければ、通常の賃金(1.00)の支払いは必要ですが、割増賃金(1.25)の支払いは不要です。

益永先生
益永先生
佐藤社長
佐藤社長

そうなんですね。そうすると、週40時間の法定労働時間を超えた場合の割増賃金の考え方も同じという事ですか?

はい。有休の時間を除いて週の実労働時間が40時間を超えた場合に割増賃金(1.25)が必要となります。事例を上げると下記のとおりです。


例:土日休みの職員が水曜日に有休を半日単位で取得し、土曜日に休日出勤4時間勤務した場合。なお、日曜日を週の起算日及び法定休日とする。


日曜日(法定休日)・・・・・休み
月曜日(所定労働日)・・・実働8時間
火曜日(所定労働日)・・・実働8時間
水曜日(所定労働日)・・・実働4時間※有休半日取得(4時間)
木曜日(所定労働日)・・・実働8時間
金曜日(所定労働日)・・・実働8時間
土曜日(法定外休日)・・・・・実働4時間※休日労働


上記の事例ですと、有休の4時間を除くと土曜日の休日労働(4時間)は1日8時間以内かつ週40時間以内のため「通常の賃金(1.00)×4時間分」を支払えば足ります。

益永先生
益永先生
佐藤社長
佐藤社長

なるほど。上記のケースですと、今までは有休4時間も含めて週40時間を超えたかどうか判断していたため、「割増賃金(1.25)×4時間分」で計算していました。

法律上の規定よりも多くお支払い頂くのは問題ないですが、必要以上に割増賃金を支払っていたことにはなりますね。

益永先生
益永先生
佐藤社長
佐藤社長

よくわかりました。ありがとうございました。

      

         

【 年次有給休暇取得時の残業代の考え方についてのポイント 】

■割増賃金が必要となる労働時間の考え方は、一定の時間を超えた実労働時間(実際に働いた時間)であり、有給休暇の時間は実労働ではないため、割増賃金の計算には含めない

■法律上の規定より多く支払うのは問題ない

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